『サーフィンワールド』編集長 久米寿朗 / Toshiro Kume
1963年東京生まれ。小学校4年生から兄の影響でサーフィンを始め、1984年、茅ヶ崎に移り住む。 サーファーパブリッシング「月刊サーファー」編集部を経て、2003年オーシャンライフ(株)に入社。2006年より『サーフィンワールド』編集長。
『サーフィンワールド』とは?
国内で最も歴史を持ち、多くのサーファーから支持されるサーフィン専門誌
毎月30日発売/オーシャンライフ株式会社発行
サーフィンが持つ素晴らしさ、楽しさを伝えることを第一に、サーフィンを取り巻く様々な情報を提供。
また、波という自然の産物で楽しむサーフィンだからこそ、環境問題にも取り組み、海、地球の大切さを伝える事を使命としている。 サーフィンと地球を愛する人たちのための雑誌。 http://www.oceanlife.co.jp/sw/
――『サーフィンワールド』の足跡を振り返りながら、サーフィンについて教えてください。

『サーフィンワールド』は創刊が1975年ですから、もう34年目なんですね。それぞれのスタッフが、その世代世代の“サーフィン”というものを取り上げながらバトンを受け継いで、今に至ってます。

創刊時は『サーフィンワールド』しかなかったから、みんなサーフィンに対する情報はこの専門誌から得ていました。僕もそのひとりで、34年前の創刊号を買って見てましたからね。まさか自分が編集長をやってるとは思わなかったですけど、ずっとサーフィンに携わって生きてきました。

今は、いろんなメディアがサーフィンを取り上げるし、サーフィンをやること自体もすごく一般的になってきました。だから、サーフィンがこんなものだっていうことを教えるより、サーフィンに興味を持ってやり始めた人たちに対して、「もっとこうすると楽しくなりますよ」、「面白さはこういうところにあるんですよ」っていう感じで、誌面作りをしてますね。趣味の一つとして取り入れてくれる人がほとんどなので、昔よりももっと、サーフィンがライフスタイルのひとつという位置づけです。海の全体の環境の中にサーフィンがあって、それを楽しむことによって、自分たちのライフスタイルを広く楽しくしていく感じですよね。

ここ最近のサーフィンのブームとしては、昔流行ってたサーフボードを今風にチューンナップした、いわばレトロボードっていうのがすごく流行っていますね。波と一体になるような形のサーフィン。波に対して攻撃的ですごく激しいアクションをするものもあるんですけれども、そういったものじゃなくて、そのボードの特性を活かして乗る。だから、昔はサーフボードは1本か2本って感じだったんですけど、今はみんなバリエーションを増やして持っています。コンディションによって、サーフボードを乗り分けるんです。

――『サーフィンワールド』はサーフィンを取り巻く環境についても誌面で積極的に取り上げていますね。

そうですね。サーフィンの魅力は、やっぱりこう自然の中に溶け込むっていうところ。 波は人の手で作れないものだから、地球が生んだ、産み落とした波、それを気長に待って、それに乗れるっていうことがすごく気持ちいいんです。自分が波に乗れることに常に感謝できてるっていうのかな。その波をなくさないために自分たちができることは何なのか、そういう風に捉えてくれる人はとても多いんじゃないかな。

だから、『サーフィンワールド』も10年くらい前から環境にページを取るようになりました。それまでは、その環境がどうのこうのというよりも、「いい波がどこで立つのか」、「どんなときにどんな場所でこんないい波が立つんだ」、っていうような情報を発信してきたけど、今はやっぱり、その環境の良さをいかにキープしていくか。サーフィンを通して波に乗れてる自分って楽しいよね、最高だよね、それをずっと続けていくためには、やっぱり少し環境のことも考えてみようっていう。サーフィン自体を楽しむ為、そして、次の世代、その次の世代にその楽しさを残すために、環境を大事にしていこうというメッセージ性のあるページも作っています。

サーフィンをやってる小学生・中学生の子たちもね、「なんで波が立つか分かるか?」って聞くと、「わかんない」って言うんだけど、「浜に落ちてるプラスチックとか、こういうゴミが増えていくと波も立たなくなっちゃうんだよ」って伝えると、単純なことなんだけど、みんな「へ〜」って納得してゴミを拾うんだよね。専門誌として、やっぱりそういうことを伝えていくことが大事。ここにきて、行政の人たちもサーファーのそういうところをすごく理解してくれて、サーファーの意見を取り入れてくれる。そして、サーファーはメッセージ性を持っているので、サーファーから発信してもらって、ビーチクリーンをしたり、海岸保全をしたりしてますね。

――これからいよいよ夏本番ですが、海に行く人たちに伝えたいメッセージはありますか?

そうだね、やっぱり簡単に分かりやすくいうと、自分のゴミは自分で持ち帰ろうっていうことかな。自分が出したゴミは自分で持ち帰って、楽しいサーフィンをしようって。

――最近のサーフィン事情で何か特徴はありますか?

子供の大会ってハワイなんかもう毎週やってるでしょ。それが日本もだんだん浸透してきたんじゃないかな。こないだの週末も子供のコンテストがあって取材に行ってきたんですけど、お母さんたちがみんな運動会みたいなんですよね。「がんばってー!」って。

最近、サーフィンのために、ほんとに多くのお母さんが子どもを海に連れてくるんですよ。小学校3、4年くらいから乗り始めるんですね。まあ、最初は怖さもあるだろうけど、それを超える楽しさがあるんじゃないのかな。親がそこまで導くのが大変だと思います。でも、親もきっとすごくサーフィンが好きで、やってきた人たちで、子どもにその楽しさを伝えようという感じなんじゃないのかな。

――このルートート(Gimme ROO)はサーファーでもあり、アーティストでもあるPalm Graphics豊田弘治氏がデザインしたんですが、いかがですか?

いいですね。海っぽいじゃないですか。なんか涼しそうだし。
お母さんたちに絶対うけると思うよ。だっておにぎりでしょ、水分でしょ、で、絶対持っていくのがビデオカメラだから。こう、息子のいいランニングを撮ろうって。もちろんタオルもあるでしょ。そういうときにすごくいいんじゃないの。メッシュになってるから湿気とかの心配もないし。小さいサイズもお母さんだったら使いやすいよね。
お母さんもそうだけど、彼氏がサーフィンしてて、彼女も一緒にたまについていくって時に、自分の荷物、タオルとか、ビーチに敷くものとかさ、入れてもいいんじゃないですか。

――久米さんだったら、ルーポケットに何を入れますか?

僕だったら、やっぱり子どもと一緒にサーフィンに行くから、ビデオカメラとか、カメラとか、すごくいいんじゃない。仕事だったらこう、リポートする筆記用具とか入れようかな。

ルートートには、何百種類ものデザインがあります。著名なアーティストやデザイナー、映画とのコラボ、ミュージアムショップとの企画も盛りだくさん。 それでは、なぜ、ルートートにはこんなにも沢山の種類があるのか? それは、色々な人に多彩なシチュエーションを提案して、本当に自分に合うバッグを使ってほしいから。同じ年齢でも、人によって趣味嗜好は、千差万別。性別や洋服のスタイルからライフスタイルまで・・・。 トートバッグにアイテムを絞っているルートートだからこそ、沢山の人に合うような素材やデザインを取り入れて、様々なシーンで楽しんでいただくことができるのです。


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